勝てる!理系なテニス

2019-10-15

運動+健康

📙 勝てる!理系なテニス 物理で証明!9割の人が間違えている「常識」

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星5つの理由は私のブレークスルーとなった本だから。大人、それも中年にさしかかってから始めたテニス。元来の運動神経の悪さとあいまって全く上達の兆しを見せなかったのだが(年単位で見ても目に見える上達が自分でも感じられないという恐ろしい状態、こんなことは私の中では運動関連のみと信じたい)マニュアルや教えに従わなかったことで予想しない進歩を果たしたと思っている。

テニスに限らず真面目な大人の初心者は、何事も努力は無駄にならないとばかりにコツコツと努力を積み重ねがちだと思う。私も真面目だけが取柄と言ってもいい性分なので、通勤時間にせっせと動画を視聴し週末に備えてイメージトレーニングをしたりした。

例えばテニスの常識のようなアドバイス「グリップは軽く握る」には盲目的に従った(YouTubeにある、ストロークの際に勢い余ってラケットがすっぽ抜ける動画にもこれくらい緩く持つのかと影響された)。でも違った。私は握力がない。ナダルの緩めに私の全力は勝てないと思う。そう、私はグリップを強く握ってよかったのだ。 おかげでボールに弾き飛ばされることはなくなった。

大人なんだから、これから選手になる訳じゃないんだからいろいろ試してみても良かったのに、なぜ私はそんな黄金律に固執していたんだろう。テニスだけではなく自分の頭がまだまだ固い、自分で考えろ、試せと思わせられた本だった。